映画『リズと青い鳥』総合評価とあらすじ・ネタバレ感想まとめ!

映画『リズと青い鳥』総合評価とあらすじ・ネタバレ感想についてまとめています!

それでは、どうぞご覧下さい。

映画『リズと青い鳥』の総合評価&あらすじネタバレ

総合評価:85点/100点

『リズと青い鳥』は2018年4月21日に日本公開されたアニメ映画です。

この作品は京都アニメーション製作のテレビアニメ「響け!ユーフォニアム」シリーズ作品の1つになりますが、本作は「けいおん!」や「映画 聲の形」の山田尚子監督を筆頭に「映画 聲の形」のスタッフが担当しており、テレビアニメ版とはスタッフ・作風共に別のものとなっており、独立した作品としても観られます。

舞台は北宇治高校吹奏楽部。主人公2人のみぞれと希美は3年生となり、部活動最後の年に差し掛かります。

希美から中学時代吹奏楽部への入部を誘われた事がきっかけで吹奏楽部でオーボエを担当しているみぞれは、常に明るく友達も多い希美に対して尊敬と敬愛を抱いています。

みぞれの世界は常に希美中心に回っており、彼女は常に希美を見詰め、彼女が居ればなにもいらないとさえ思っています。

そんなある日みぞれは顧問の知人からオーボエの才能を認められ、音大への進学を勧められます。

その事を希美に告げ、進学しようか迷っていると話をすると、後日希美から同じ音大へ行こうかと思っていると言われ、みぞれは喜びます。

しかし、希美はオーボエの才能のあるみぞれに対して形容しがたい苦い思いと共に、憧れを抱いていると部員たちに相談をします。

希美は、自身にみぞれ程の音楽の才能がない事や、自分とみぞれとの関係性についてを分かっており、このままではいけない事や、みぞれと同じ道には進めない事も分かっていました。

そんな中、3年生最後のコンクールに向けて練習が始まり、自由曲である「リズと青い鳥」のメインパートを2人が担当する事になります。

みぞれは希美に合わせるような演奏をしていましたが、彼女が担当するのは最後、自由に空を飛んで行く青い鳥の表現です。

みぞれは「リズと青い鳥」という、惹かれ合っていた少女と青い鳥が、最後はお別れしてしまうというストーリーを理解できずにいました。

しかし、少しずつ変わっていく希美との関り合いの中で、「相手を好きだからこそお別れが必要なのだ」という事に気付き、無事自由曲の演奏をやり遂げ、希美とは別の道を歩んで行く覚悟を決めるのでした。

映画『リズと青い鳥』の感想、ここが良かった

本作は、10代の頃特有の「特別な存在である相手への依存や執着」を丁寧に描いています。

大切な相手や自分を新しい世界へ連れて行ってくれた相手は年代関係なく特別な存在ですが、それが世界の全てのように錯覚してしまい、なくなってしまった時、自分の世界も終わってしまうような感覚に陥るのは若さ故だと思います。

その、繊細でみずみずしく非常に苦しい心の機微を、直接的な言葉ではなく、視線や仕草、その場の空気感などを使い非常に上手く表現しています。

心の機微の表現が上手い山田尚子監督の真骨頂と言っても良い作品になっています。

映画『リズと青い鳥』の印象に残ったセリフ・シーン

みぞれと希美が誰も居ない教室でお互いの気持ちをぶつけ合うシーンは、今作一番の見どころだと思います。

教室内、様々なものを用意て2人の心境や現状を表現しているので、注目して見てみると、余計に2人の切なさや苦しさを実感する事ができると思います。

又、2人の視線の向け方も印象深く、片方が片方を見ている時、どうしても視線が合いません。

2人一緒はもう終わりであり、今後それぞれの道を歩んで行く必要があるという事がひしひしと伝わって来て、観客を非常に心苦しい気持ちにさせる上手い演出だと思います。

映画『リズと青い鳥』はこんな人におすすめ

テレビシリーズを観ていた人は勿論、本作はテレビアニメのスピンオフ作品という位置付けですが、独立した1本の作品として観られるように作られています。

「響け!ユーフォニアム」を1度も観たことがない人でも観られますので、アニメが好きな人、青春ストーリーが好きな人、心の機微を繊細に描いている作品が好きな人などにオススメです。

映画『リズと青い鳥』感想まとめ

自分にとってなくてはならない、なくなったら生きていけないと思っているような相手でも、

相手が同じ熱量を自分に向けているとは限りません。

自分のターニングポイントを作ってくれたような存在の人は、いつかきっとまたターニングポイントを作り出してくれますが、その時にはどうしても一緒に居られなくなるのが世の常のような気がします。

好きだからこそ相手を手放さなくてはいけない時がきっと来るのだと、そんな事を教えてくれる、切なくて愛しい作品です。

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